
週刊少年ジャンプ連載中の鈴木祐斗の『SAKAMOTODAYS』第1巻収録分のネタバレ感想です。
第1話
第一話は読み切り版を少し盛った感じの内容です。
伝説の殺し屋・坂本が恋をして殺し屋を辞めて結婚。
子供も授かり個人商店をい営んでいる。
そこに坂本の元部下シンが坂本を殺し屋の道に引き戻すためにやってくる。
強引に坂本を従わせようとするが圧倒されてしまう。
そして坂本の奥さんアオイに介抱される。
アオイの手料理を食べて坂本はなんて事のない日常を守っていると知り、憧れの人坂本を自分も守るため、殺し屋組織に1人で戦いを挑む。
しかし1人では限界があり、追い詰められるがそこに坂本が助けにやってくる。
圧倒的な強さで組織を壊滅させ、居場所がなくなったシンに店で働くよう言う。
まず目につくのはアクションシーンの上手さです。
多分、今のジャンプでも1、2を争う上手さですね。
それと小学生が店に落書きをしたり店内でバスケットボールをしていても怒る様子を見せない坂本ですが小学生に暴力を振るおうとしたチンピラには殺意を見せていたりと子供に優しいことがわかります。
また街の人達とも仲良くしている様子。
本当に殺しの世界とは決別しているんだなと感じられます。
しかしシンとの対決では飴玉を輪ゴムで狙撃してシンを圧倒したり、組織との戦いでシンがピンチの時には店の秘密扉の中からスタンガン銃を取って助けに向かったりとまだまだ現役でも通用しますしその準備も一応している模様。
あと坂本の奥さん、アオイさんの器のデカさもそれとなく描写されていますね。
坂本が惚れるのも無理はない。
第2話
坂本が殺し屋を辞めた理由が深掘りされた回でした。
アオイが「殺し」という言葉に反応し、怒る。
家訓で殺しは禁止されている。
そして家訓を破ったら離婚。
アオイはその後買い物に行く。
帰りに乗ったバスで打ち切り漫画愛好家の狂人がバスジャックを行う。
坂本とシンは街に果物の配達をしに行く途中でバスを発見。
助けに行くことに。
人質の安全、正体がバレてはいけない、殺しをしない
この3つのルールの元、バスジャックを止めることに。
坂本はアオイさんにベタ惚れしていてアオイさんの言うことならなんでも聞くんですね。
ちゃんとアオイさんを魅力的に描けているから過去編で坂本が高台から飛び降りたアオイさんを助けて殺し屋を辞めることになった理由も説得力が出る。
それにバスジャックに合ったアオイさんも坂本が助けてくれると信じて呑気にアイスを食べようとしています。
恒例のアクションシーンはまたもや圧倒的な迫力。
シンがバスに飛び込み、吊革を使って敵を絞めるシーンや坂本が標識でバスを止める見開きの迫力がすごいです。
そしてシンに坂本家の一員として家訓を守れと坂本が言うシーンも地味に大好きです。
第3話
配達の途中で出店の射的をする坂本達。
子供達も一緒にいたんでせがまれたんでしょうね笑
バスジャックを解決した覆面男の行方を探している婦警と遭遇。
シンが余計なことを言ったせいで婦警さんに怪しまれ逃走することに。
ここではシンが知り合いが巻き込まれて〜と言っておけばうまく誤魔化せたんでしょうけど…
逃走中が開始され街中を走る坂本。
街の人たちは坂本を見かけて声をかけたりしている様子。
団子屋や焼き鳥屋の店主とも仲良さそうです。
かなり街の名物みたいな感じになってるんでしょうかね?
でもアオイさんは街のアイドルっぽい気もします。
婦警さんがナンパされて困っている女の子達を助けるとナンパ男から怪しい粉の入った袋が落ちてくる。
そのままアジトに監禁される。
警察のおじいちゃんが坂本達にどこにいるか知らないかと聞きにくる。
娘の花が迷子になった時にお世話になったとの事で坂本達は行方を探すことに。
煙幕を張り、不良グループをボコボコに。
相変わらずアクションが上手い。
それに見開きで台詞なしのコマだけで配置することでスピード感も出ている。
そして衝撃の事実。
坂本はカロリーを消費しすぎると昔の痩せてた頃の姿に戻る。
しかし次の日にはリバウンドしている…
アオイさんは坂本が太っていることを気にしている様子。
坂本はアオイさんと出会ってからかなり食いしん坊になってたんですね。
多分、坂本家は食費が一番かかってる。
第4話
中華街で限定肉まんを仕入れに来た坂本とシン
しかしルーという女の子のゴタゴタに巻き込まれ肉まんが潰れてしまう
とりあえずルーを助けた坂本達だったがチンピラ達にルーの仲間と勘違いされて3人仲良く逃走
家族を殺されて追われてるルーを助けることにした坂本
2人の殺し屋に襲われるが1人は瞬殺する坂本。
そしていよいよ殺し屋との対決が始まる。
ヒロイン枠?の女の子が登場。
坂本がトングで刃物をへし折ったりするのは子供とか真似しそうです笑
殺した分だけ助ける。
アオイさんとの約束からかルーを助ける坂本。
そしてルーに潰された肉まんを作ってもらうことを条件に殺し屋と戦います。
殺し屋は初手で坂本を吹っ飛ばしていて坂本大丈夫か?となりましたが最後のページ、見開きでその殺し屋の1人をぶっ倒していて安心しました笑
第5話
殺し屋の1人をブチのめすもまだピンピンしていた。
しかしすぐに殺し屋をボコボコにして親玉も懲らしめる。
そして敵が狙っていたルーの鍵を使い金庫の中を確かめる。
そこにはルーの父から家族愛に溢れた宝物が残されていた。
ルーは行く当てが無いので坂本の店で働くことに。
最初、坂本が倒したと思ったスキンヘッドの男がまだピンピンしていてびっくりしましたが坂本が圧倒してくれて安心しましたね
それと敵の攻撃を避けている坂本の皮膚がプルンプルンしているのは笑いました
あと敵を倒したあとソーセージをつまみ食いする坂本。
本当に食いしん坊なんですね
ルーの父が残した宝物がルーが成人したら一緒に飲むお酒。
これにはほっこりしました。
その後、坂本が二日酔いをしているのでよっぽど強い酒だったのかそれとも坂本がお酒に弱いのか…
品出しのことでシンはかなり神経質なんですね
第6話
かつての坂本の同期で変装の名人・南雲がやってきて坂本に10億の懸賞金がかけられたと告げる。
坂本は無闇に出歩かないようにしようと決めた矢先に次の日に家族で遊園地に行く約束があることを思い出す。
ルーは坂本家に居候しているのでしょうか?
ちょっと気になります。
シンは何となくですけど店の清掃とか率先してやってそうです笑
かつての坂本の同期、南雲に坂本以外対応しきれていなかったのでかなりの実力者という事ですね。
そして坂本を狙う敵とは一体…かつて坂本ぎ所属していた都市伝説と噂される「ORDER」とは…?
色々と物語の縦軸が動いてきました。
第7話
坂本家とシン、ルーで遊園地。
坂本は絶叫マシンに乗って胃の中が出てきそうに。
シン、ルー、坂本はアオイ達に家族サービスを満喫してもらう為、バレずに殺し屋達を排除することに。
清掃員に扮した殺し屋をノールックキル
ジェットコースターを楽しもうとするも怪しい男が紛れ込む。
坂本の家族サービスの為、シンがレール上で単身、敵に挑む!!
アオイさんが遊園地をかなり楽しんでいる様子なんで絶対に家族サービスを怠ってはいけないプレッシャーが凄そうですね…
あと冒頭、吐きそうと、坂本が言っているのでこの時点でかなり食べていそう
銀髪の殺し屋はシンのレーダーを潜り抜けるかなりの実力者。
ジェットコースターの一回転するところで飛び降りるシーンがかなりカッコ良かったです。
この漫画、絵で魅せてくる。
シンはどこまで敵に実力が通用するんでしょうか…